高血圧症やトリグリセライド血症等の自宅でできる治療

生活習慣病の中でも死の四重奏と呼ばれる高血圧症、脂質異常症、糖尿病、肥満は生活習慣との関連から切っても切れない関係にあり、同じ原因から複数の疾患を持ってしまっている人も大勢います。それぞれの疾患についてあまり自覚症状が伴わないことから放置されてしまったり、気づかずに悪化させてしまったりすることも珍しくありません。また、個々の疾患が重篤な疾患のリスクファクターとなっていることに加えて、複数の疾患が組合わさることによって重篤な疾患が発症するリスクが高まることから、これらの疾患は総合的に見て生活習慣の改善によって全ての予防と治療を行っていくという考え方が大切になります。
高血圧症は動脈硬化のリスクとなることが知られており、脂質異常症の中でもコレステロール値が高い場合には同様にして動脈硬化のリスクを高めます。一方、高トリグリセライド血症は直接的に動脈硬化のリスクを高めるとは知られていませんが、LDLの低下によって動脈硬化指数を上げることにつながりやすいことや高血圧症のリスクを高めることが知られています。そのため、トリグリセライドに異常があってもやはり動脈硬化の懸念をしなければならなくなるのです。高トリグリセライド血症となるとインスリン感受性が低下するため糖尿病や肥満の原因になるとも言われています。様々な要因が身体の機能を介して巡り巡ってつながりあってしまうのです。
高血圧症に限らず死の四重奏は自覚症状が少ないことから自宅治療を行うことが容易です。血圧やコレステロール値等を自宅で管理できる薬もあります。また、食事や運動による治療も自宅で実践できるものであり、まだ入院の必要のない段階で完全緩解を目指すことが大切になります。