高血圧症と動脈硬化症と鼻血との関係性

高血圧症は多くの日本人が悩まされる生活習慣病の1つです。高血圧症となる原因は様々で、遺伝的な要因、喫煙、動脈硬化症、肥満などが挙げられます。高血圧を放置すると、動脈硬化症が進行してしまい、動脈硬化した血管部分で、出血、血栓塞栓症、臓器不全などが起こる可能性があります。ただ降圧剤によって血圧をコントロールしておけばそれほど怖い疾患ではありません。
高血圧症治療薬にはカルシウムブロッカー、アンギオテンシン変換酵素阻害薬、アンギオテンシン受容体拮抗薬、β遮断薬、利尿剤が主に使用されますが、それぞれに特徴があり、患者さんの体の状態、他の疾患などを見極め、最適な薬が選択されます。軽度の高血圧症の初期治療にはカルシウムブロッカーやアンギオテンシン受容体拮抗薬がよく使用されています。
前述の通り高血圧症によって動脈硬化症は進行します。また、血圧以外にも脂質異常症や糖尿病も危険因子となるので、注意が必要です。この動脈硬化の影響で鼻血が出ることがあります。動脈硬化によって血管がもろくなった部分において鼻血は起こりやすいです。また一度鼻血が起こるとその部分の血管はもろい状態のままなので再発しやすくなります。そういった場合には耳鼻科等でレーザーで鼻粘膜を焼いたりすれば、そのもろくなった血管がなくなるので再発しにくくなります。
ただ鼻血が起こるということは、体の他の箇所においても動脈硬化が進行している可能性が高いです。脳血管疾患や心疾患となると致命的になることもあるのでそういう方は血管造影をして、血管の状態を検査してもらうのもいいかもしれません。また動脈硬化の原因は前述の通り、血圧だけではないので、血圧コントロールとともに血糖値、コレステロール値も場合によっては薬物療法で管理する必要があります。